【活用ガイド】

JVNDB-2015-003587

複数の Microsoft Windows 製品のカーネルモードドライバの win32k.sys における重要な情報を取得される脆弱性

概要

複数の Microsoft Windows 製品のカーネルモードドライバの win32k.sys には、カーネルメモリから重要な情報を取得される脆弱性が存在します。

マイクロソフトセキュリティ情報には、この脆弱性は「Win32k の情報漏えいの脆弱性」と記載されています。

本脆弱性は、CVE-2015-2381 とは異なる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Windows 8 for 32-bit Systems
  • Microsoft Windows 8 for x64-based Systems
  • Microsoft Windows 8.1 for 32-bit Systems
  • Microsoft Windows 8.1 for x64-based Systems
  • Microsoft Windows RT
  • Microsoft Windows RT 8.1
  • Microsoft Windows Server 2012
  • Microsoft Windows Server 2012 (Server Core インストール)
  • Microsoft Windows Server 2012 R2
  • Microsoft Windows Server 2012 R2 (Server Core インストール)

想定される影響

ローカルユーザにより、巧妙に細工されたアプリケーションを介して、カーネルメモリから重要な情報を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS15-073
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS15-073
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-2382
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-2382
  2. IPA 重要なセキュリティ情報 : Microsoft 製品の脆弱性対策について(2015年7月)
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2015-0025
  4. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS15-058,065,066,067,068,069,070,071,072,073,074,075,076,077)(2015年07月15日)
更新履歴

  • [2015年07月16日]
      掲載