【活用ガイド】

JVNDB-2015-003360

XWayland の認証設定における任意の X11 クライアントの情報を読まれる脆弱性

概要

XWayland の認証設定は、非認証モードでサーバを起動するため、任意の X11 クライアントの情報を読まれる、または任意の X11 クライアントに情報を送信される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 3.6 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム

XWayland を使用する以下の製品が本脆弱性の影響を受けます。

Novell
  • openSUSE 13.2
X.Org Foundation
  • X.Org Server 1.16.x
  • X.Org Server 1.17.2 未満の 1.17.x

想定される影響

ローカルユーザにより、UNIX のソケットに関する問題によって、任意の X11 クライアントの情報を読まれる、または任意の X11 クライアントに情報を送信される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Novell X.Org Foundation
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-3164
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-3164
更新履歴

  • [2015年07月03日]
      掲載