【活用ガイド】

JVNDB-2015-003357

libwmf におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

libwmf には、解放済みメモリの使用 (Use-after-free) により、サービス運用妨害 (クラッシュ) 状態にされる脆弱性が存在します。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-416: Use-after-free (解放済みメモリの使用) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/416.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


wvWare project
  • libwmf 0.2.8.4

想定される影響

第三者により、(1) wmf2gd、または (2) wmf2eps コマンドの巧妙に細工された WMF ファイルを介して、サービス運用妨害 (クラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Debian
  • Debian Bug report logs : 784192
wvWare project
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-4696
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-4696
更新履歴

  • [2015年07月03日]
      掲載

公表日2015/06/23
登録日2015/07/03
最終更新日2015/07/03