【活用ガイド】

JVNDB-2015-003284

複数の Cisco セキュリティ仮想アプライアンス製品のリモートサポート機能における暗号保護メカニズムを破られる脆弱性

概要

Cisco Web セキュリティ仮想アプライアンス (WSAv)、E メール セキュリティ仮想アプライアンス (ESAv)、およびコンテンツ セキュリティ管理仮想アプライアンス (SMAv) デバイスのリモートサポート機能は、異なるカスタマのインストールで、同じデフォルトの SSH ホストの鍵を使用するため、暗号保護メカニズムを破られる脆弱性が存在します。

ベンダは、本脆弱性を Bug ID CSCus29681、CSCuu95676、および CSCuu96601 として公開しています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


シスコシステムズ
  • Cisco E メール セキュリティ仮想アプライアンス 2015.6.25 より前のバージョン
  • Cisco Web セキュリティ仮想アプライアンス 2015.6.25 より前のバージョン
  • Cisco コンテンツ セキュリティ管理仮想アプライアンス 2015.6.25 より前のバージョン

想定される影響

第三者により、他のカスタマのインストールから得られた秘密鍵の情報を利用されることで、暗号保護メカニズムを破られる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

シスコシステムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
  2. 暗号の問題(CWE-310) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-4217
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-4217
更新履歴

  • [2015年06月29日]
      掲載
    [2015年07月06日]
      ベンダ情報:シスコシステムズ (cisco-sa-20150625-ironport) を追加