【活用ガイド】

JVNDB-2015-003283

複数の Cisco セキュリティ仮想アプライアンス製品のリモートサポート機能における認証を回避される脆弱性

概要

Cisco Web セキュリティ仮想アプライアンス (WSAv)、E メール セキュリティ仮想アプライアンス (ESAv)、およびコンテンツ セキュリティ管理仮想アプライアンス (SMAv) デバイスのリモートサポート機能は、異なるカスタマのインストールで、デフォルトの SSH の root で認証された同じ鍵を使用するため、認証を回避される脆弱性が存在します。

ベンダは、本脆弱性を Bug ID CSCuu95988、CSCuu95994、および CSCuu96630 として公開しています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


シスコシステムズ
  • Cisco E メール セキュリティ仮想アプライアンス 2015.6.25 より前のバージョン
  • Cisco Web セキュリティ仮想アプライアンス 2015.6.25 より前のバージョン
  • Cisco コンテンツ セキュリティ管理仮想アプライアンス 2015.6.25 より前のバージョン

想定される影響

第三者により、他のカスタマのインストールから得られた秘密鍵の情報を利用されることで、認証を回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

シスコシステムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-4216
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-4216
更新履歴

  • [2015年06月29日]
      掲載
    [2015年07月06日]
      ベンダ情報:シスコシステムズ (cisco-sa-20150625-ironport) を追加