【活用ガイド】

JVNDB-2015-002978

Adobe Flash Player および Adobe AIR における脆弱性

概要

Adobe Flash Player および Adobe AIR は、Flash ヒープにランダムメモリアドレスを適切に選択しないため、不特定の攻撃を実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
情報不足のため、「攻撃条件の複雑さ」のスコアは、"低" に設定されています。
影響を受けるシステム

上記製品は、64-bit Windows 7 上で稼働する場合に、本脆弱性の影響を受けます。

Google
  • Google Chrome 43.0.2357.124 未満 (Windows)
アドビシステムズ
  • Adobe AIR デスクトップランタイム 18.0.0.144 未満 (Windows)
  • Adobe AIR SDK 18.0.0.144 未満 (Windows)
  • Adobe AIR SDK & Compiler 18.0.0.144 未満 (Windows)
  • Adobe Flash Player デスクトップランタイム 18.0.0.160 未満 (Windows)
  • Adobe Flash Player 継続サポートリリース 13.0.0.292 未満 (Windows)
  • Adobe Flash Player 18.0.0.160 未満 (Windows 版の Chrome)

想定される影響

攻撃者により、ランダムメモリアドレスを予測されることで、不特定の攻撃を実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Google アドビシステムズ マイクロソフト 富士通
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-3097
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-3097
  2. IPA 重要なセキュリティ情報 : Adobe Flash Player の脆弱性対策について(APSB15-11)(CVE-2015-3096等)
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2015-0017
  4. 警察庁 @police : アドビシステムズ社の Adobe Flash Player のセキュリティ修正プログラムについて(2015年06月10日)
更新履歴

  • [2015年06月11日]
      掲載

公表日2015/06/09
登録日2015/06/11
最終更新日2015/06/11