【活用ガイド】

JVNDB-2015-002950

McAfee ePolicy Orchestrator が SSL/TLS 証明書を適切に検証しない脆弱性

概要

McAfee ePolicy Orchestrator には、SSL/TLS 証明書を適切に検証しない脆弱性が存在します。

証明書の不適切な検証 (CWE-295) - CVE-2015-2859
McAfee ePolicy Orchestrator (ePO) は、データの収集、集約など様々な目的のために外部サーバと連携する機能をサポートしており、外部サーバとの通信を SSL/TLS を使って暗号化するよう指定することが可能です。ePO は、認証局 (CA)、および証明書のコモンネーム (CN) やドメインネーム (DN) の検証処理に不備があります。結果として、これらの通信は中間者攻撃やスプーフィング攻撃に対して脆弱になります。

CWE-295: Improper Certificate Validation
http://cwe.mitre.org/data/definitions/295.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


マカフィー
  • McAfee ePolicy Orchestrator 4.6.8 およびそれ以前
  • McAfee ePolicy Orchestrator 5.1.1 およびそれ以前

想定される影響

攻撃者によって、当該製品と外部サーバ間の HTTPS 通信の内容を閲覧されたり改ざんされたりする可能性があります。
対策

[アップデートする]
本脆弱性はバージョン 4.6.9 および 5.1.2 で修正されています。
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。
ベンダ情報

マカフィー
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [IPA評価]
  2. 暗号の問題(CWE-310) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-2859
参考情報

  1. JVN : JVNVU#98454141
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-2859
  3. US-CERT Vulnerability Note : VU#264092
更新履歴

  • [2015年06月08日]
      掲載
    [2015年06月25日]
      CVSS による深刻度:内容を更新
      CWE による脆弱性タイプ一覧:CWE-ID を追加
      ベンダ情報:マカフィー (KB84628) を追加
      ベンダ情報:マカフィー (SB10120) を追加
      参考情報:National Vulnerability Database (NVD) (CVE-2015-2859) を追加