【活用ガイド】

JVNDB-2015-002935

QEMU における権限を取得される脆弱性

概要

QEMU は、特定の PCI パススルーデバイス用の PCI 構成スペースへの書き込みアクセスを適切に制限しないため、権限を取得される、サービス運用妨害 (ホストクラッシュ) 状態にされるなど、不特定の影響を受ける脆弱性が存在します。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-284: Improper Access Control (不適切なアクセス制御) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/284.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.6 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Fabrice Bellard
  • QEMU

想定される影響

ローカルの x86 HVM ゲストにより、権限を取得される、サービス運用妨害 (ホストクラッシュ) 状態にされるなど、不特定の影響を受ける可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Fabrice Bellard Xen プロジェクト
  • Xen Security Advisory : XSA-131
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不正な認証(CWE-863) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-4106
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-4106
更新履歴

  • [2015年06月05日]
      掲載