【活用ガイド】

JVNDB-2015-002922

Symfony の HttpKernel コンポーネントの FragmentListener における URL 署名およびセキュリティルールを回避される脆弱性

概要

Symfony の HttpKernel コンポーネントの FragmentListener は、ESI または SSI サポートが有効な場合、_controller 属性が設定されているかどうかをチェックしないため、URL 署名およびセキュリティルールを回避される脆弱性が存在します。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-284: Improper Access Control (不適切なアクセス制御) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/284.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Sensio Labs
  • Symfony 2.3.19 から 2.3.28
  • Symfony 2.4.9 から 2.4.10
  • Symfony 2.5.4 から 2.5.11
  • Symfony 2.6.0 から 2.6.7

想定される影響

第三者により、/_fragment へのリクエスト内に (1)ハッシュを含めない、または (2) 無効なハッシュを含められることで、URL 署名およびセキュリティルールを回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Sensio Labs
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-4050
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-4050
更新履歴

  • [2015年06月04日]
      掲載