【活用ガイド】

JVNDB-2015-002838

Linux Kernel の arch/x86/crypto/aesni-intel_glue.c 内の __driver_rfc4106_decrypt 関数におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux Kernel の arch/x86/crypto/aesni-intel_glue.c 内の __driver_rfc4106_decrypt 関数は、暗号化されたデータに使用されるメモリ領域を適切に判定しないため、サービス運用妨害 (バッファオーバーフローおよびシステムクラッシュ) 状態にされる、または任意のコードを実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.3 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.19.3 未満

想定される影響

攻撃者により、crypto API コールを誘発されることで、サービス運用妨害 (バッファオーバーフローおよびシステムクラッシュ) 状態にされる、または任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-3331
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-3331
更新履歴

  • [2015年05月29日]
      掲載
    [2015年09月03日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2015:1199) を追加