【活用ガイド】

JVNDB-2015-002837

Linux Kernel の IPv6 スタックの Neighbor Discovery プロトコルの実装の net/ipv6/ndisc.c におけるホップ制限の設定を再設定される脆弱性

概要

Linux Kernel の IPv6 スタックの Neighbor Discovery (ND) プロトコルの実装の net/ipv6/ndisc.c 内の ndisc_router_discovery 関数には、ホップ制限の設定を再設定される脆弱性が存在します。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-17: Code (コード) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/17.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 3.3 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.19.6 未満

想定される影響

第三者により、Router Advertisement (RA) メッセージの過度に小さな hop_limit 値を介して、ホップ制限の設定を再設定される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux オラクル レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-2922
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-2922
更新履歴

  • [2015年05月29日]
      掲載
    [2015年09月03日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2015:1564) を追加
    [2015年10月30日]
      ベンダ情報:オラクル (Oracle Solaris Third Party Bulletin - October 2015) を追加