【活用ガイド】

JVNDB-2015-002836

Linux Kernel の arch/x86/kernel/entry_64.S における seccomp または監査保護メカニズムを回避される脆弱性

概要

Linux Kernel の arch/x86/kernel/entry_64.S は、TS_COMPAT フラグがユーザモードのタスクに到達することを適切に制限しないため、seccomp または監査保護メカニズムを回避される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 1.9 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.19.2 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、(1) fork または (2) close システムコールを使用する、巧妙に細工されたアプリケーションを介して、seccomp または監査保護メカニズムを回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-2830
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-2830
更新履歴

  • [2015年05月29日]
      掲載