【活用ガイド】

JVNDB-2015-002808

MIT Kerberos 5 の kdcpreauth モジュールにおける事前認証の要求を回避される脆弱性

概要

MIT Kerberos 5 (別名 krb5) の kdcpreauth モジュールは、クライアントのリクエストが検証されたかどうかを適切に追跡しないため、事前認証の要求を回避される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


MIT Kerberos
  • Kerberos 5 1.12.x
  • Kerberos 5 1.13.2 未満の 1.13.x

想定される影響

第三者により、(1) ゼロバイトのデータまたは (2) 任意のレルム名を提供されることで、事前認証の要求を回避される可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

MIT Kerberos
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-2694
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-2694
更新履歴

  • [2015年05月28日]
      掲載