【活用ガイド】

JVNDB-2015-002790

IBM InfoSphere Master Data Management Server の Reference Data Management コンポーネントにおける任意のファイルを読まれる脆弱性

概要

IBM InfoSphere Master Data Management (MDM) Server の Reference Data Management コンポーネントの XML パーサには、任意のファイルを読まれ、その結果、管理アクセス権を取得される脆弱性が存在します。

本件は、XML 外部エンティティ (XXE) の問題に関する脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


IBM
  • IBM InfoSphere Master Data Management Server 10.1 IF1 未満の 10.1
  • IBM InfoSphere Master Data Management Server 11.0 FP3 未満の 11.0
  • IBM InfoSphere Master Data Management Server 11.3
  • IBM InfoSphere Master Data Management Server 11.4 FP2 未満の 11.4

想定される影響

第三者により、エンティティ参照に関連した外部エンティティ宣言を介して、任意のファイルを読まれ、その結果、管理アクセス権を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

IBM
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-1909
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-1909
更新履歴

  • [2015年05月27日]
      掲載