【活用ガイド】

JVNDB-2015-002759

Google Chrome の Spellcheck API の実装における不正なスペル候補を配信される脆弱性

概要

Google Chrome の Spellcheck API の実装は、Hunspell 辞書のダウンロードに HTTPS セッションを使用しないため、不正なスペル候補を配信されるなど、不特定の影響を受ける脆弱性が存在します。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-17: Code (コード) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/17.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Google
  • Google Chrome 43.0.2357.65 未満

想定される影響

中間者攻撃 (man-in-the-middle attack) により、巧妙に細工されたファイルを介して、不正なスペル候補を配信されるなど、不特定の影響を受ける可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Google
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-1263
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-1263
更新履歴

  • [2015年05月21日]
      掲載