【活用ガイド】

JVNDB-2015-002731

Docker Engine で使用される Libcontainer におけるコンテナリゼーションをエスケープされる脆弱性

概要

Docker Engine で使用される Libcontainer には、コンテナリゼーション ("マウント名前空間のブレイクアウト") をエスケープされる、およびホストシステム上の任意のファイルに書き込まれる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.8 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.2 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Docker
  • Libcontainer 1.6.1 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、コンテナが復活した際のイメージ内におけるシンボリックリンク攻撃を介して、コンテナリゼーション ("マウント名前空間のブレイクアウト") をエスケープされる、およびホストシステム上の任意のファイルに書き込まれる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Docker
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リンク解釈の問題(CWE-59) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-3629
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-3629
更新履歴

  • [2015年05月20日]
      掲載
  • [2024年02月26日]
      CVSS による深刻度:内容を更新