【活用ガイド】

JVNDB-2015-002722

PowerDNS Recursor および Authoritative Server のラベル展開機能におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

PowerDNS Recursor および Authoritative (Auth) Server のラベル展開機能には、サービス運用妨害 (CPU 資源の消費またはクラッシュ) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.8 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


PowerDNS
  • PowerDNS Authoritative Server 3.2.x
  • PowerDNS Authoritative Server 3.3.2 未満の 3.3.x
  • PowerDNS Authoritative Server 3.4.4 未満の 3.4.x
  • PowerDNS Recursor 3.5.x
  • PowerDNS Recursor 3.6.3 未満の 3.6.x
  • PowerDNS Recursor 3.7.2 未満の 3.7.x

想定される影響

第三者により、自身を参照する名前を伴うリクエストを介して、サービス運用妨害 (CPU 資源の消費またはクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Fedora Project PowerDNS
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-1868
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-1868
  2. JPRS : PowerDNS Authoritative Server及びPowerDNS Recursorの脆弱性 (DNSサービスの停止またはCPU負荷の急上昇)について(2015年5月7日更新)
更新履歴

  • [2015年05月20日]
      掲載