【活用ガイド】

JVNDB-2015-002707

PCS の pcs デーモンにおける Cookie をキャプチャされる脆弱性

概要

PCS の pcs デーモン (pcsd) は、https セッションの Cookie へ secure フラグを設定しないため、Cookie をキャプチャされる脆弱性が存在します。

本脆弱性は、脆弱性のタイプが異なるため、分割されました。
HTTPOnly フラグの非設定については、CVE-2015-3983 が割り当てられています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Fedora Project
  • Pacemaker Configuration System (pcs) 0.9.137 およびそれ以前

想定される影響

第三者により、HTTP セッション内の送信を傍受されることで、Cookie をキャプチャされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Fedora Project レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 暗号の問題(CWE-310) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-1848
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-1848
更新履歴

  • [2015年05月19日]
      掲載