【活用ガイド】

JVNDB-2015-002689

Trend Micro ScanMail for Microsoft Exchange における認証を回避される脆弱性

概要

Trend Micro ScanMail for Microsoft Exchange (SMEX) は、予測可能な値を持つ乱数生成器を使用して Web コンソールのセッション ID を作成するため、認証を回避される脆弱性が存在します。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-330: Use of Insufficiently Random Values (不十分なランダム値の使用) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/330.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


トレンドマイクロ
  • ScanMail for Microsoft Exchange 10.2 Hot Fix Build 3318 未満の 10.2
  • ScanMail for Microsoft Exchange 11.0 Hot Fix Build 4180 未満の 11.0

想定される影響

第三者により、総当たり (brute-force) 攻撃を介して、認証を回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

トレンドマイクロ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-3326
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-3326
更新履歴

  • [2015年05月19日]
      掲載

公表日2015/04/20
登録日2015/05/19
最終更新日2015/05/19