【活用ガイド】

JVNDB-2015-002676

Microsoft Silverlight における整合性レベルの制限を回避される脆弱性

概要

Microsoft Silverlight には、整合性レベルの制限を回避される脆弱性が存在します。

マイクロソフトセキュリティ情報には、この脆弱性は「Microsoft Silverlight ブラウザー外実行アプリケーションの脆弱性」と記載されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.3 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Silverlight 5.1.40416.00 未満の 5

Mac およびすべてのサポートされているリリースの Microsoft Windows 上にインストールされている上記のバージョンが、本脆弱性の影響を受けます。
想定される影響

第三者により、巧妙に細工した Silverlight アプリケーションを介して、整合性レベルの制限を回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS15-049
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS15-049
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-1715
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-1715
  2. IPA 重要なセキュリティ情報 : Microsoft 製品の脆弱性対策について(2015年5月)
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2015-0012
  4. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS15-043,044,045,046,047,048,049,050,051,052,053,054,055)(2015年05月13日)
更新履歴

  • [2015年05月18日]
      掲載