【活用ガイド】

JVNDB-2015-002660

Mozilla Firefox の asm.js 実装における out-of-bounds write を誘発される脆弱性

概要

Mozilla Firefox の asm.js 実装は、境界チェックがスキップされた可能性のあるケースの特定において、ヒープサイズを適切に確定しないため、out-of-bounds write を誘発され、任意のコードを実行される、または、out-of-bounds read を誘発され、プロセスメモリから重要な情報を取得される脆弱性が存在します。

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Mozilla Foundation
  • Mozilla Firefox 38.0 未満

想定される影響

第三者により、巧妙に細工された JavaScript を介して、out-of-bounds write を誘発され、任意のコードを実行される、または、out-of-bounds read を誘発され、プロセスメモリから重要な情報を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Mozilla Foundation
  • Mozilla Foundation Security Advisory : MFSA2015-49
  • Mozilla Foundation セキュリティアドバイザリ : MFSA2015-49
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-2712
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-2712
更新履歴

  • [2015年05月15日]
      掲載