【活用ガイド】

JVNDB-2015-002519

Magento Community Edition および Enterprise Edition におけるディレクトリトラバーサルの脆弱性

概要

Magento Community Edition (CE) および Enterprise Edition (EE) には、blockDirective 関数およびオートロードメカニズムに関する処理に不備があるため、ディレクトリトラバーサルの脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Magento, Inc.
  • Magento Community Edition 1.9.1.0
  • Magento Enterprise Edition 1.14.1.0

想定される影響

リモート認証されたユーザにより、以下を介して、特定の PHP ファイルを組み込まれ、実行される可能性があります。

(1) index.php の PATH_INFO の .. (ドットドット) シーケンス
(2) Adminhtml モジュールの Cms_Wysiwyg コントローラの ___directive パラメータの block 値に関する問題

なお、(2) は、管理者が既にコードを実行しファイルをアップロードする権限を持っている可能性もあるため、権限の境界を侵害するものとは限りません。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Magento, Inc.
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. パス・トラバーサル(CWE-22) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-1398
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-1398
  2. 関連文書 : Analyzing the Magento Vulnerability (Updated)
更新履歴

  • [2015年05月01日]
      掲載