【活用ガイド】

JVNDB-2015-002382

Cisco ASR 9000 デバイス上で稼働する Cisco IOS XR におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Cisco ASR 9000 デバイス上で稼働する Cisco IOS XR は、uRPF、PBR、QoS、または ACL が設定されている場合、ブリッジグループ仮想インターフェイス (BVI) トラフィックを適切に処理しないため、サービス運用妨害 (チップおよびカードのハングおよびリロード) 状態にされる脆弱性が存在します。

ベンダは、本脆弱性を Bug ID CSCur62957 として公開しています。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-19: Data Handling (データ処理) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/19.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.8 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


シスコシステムズ
  • Cisco IOS XR 4.3.4 から 5.3.0
  • Cisco ASR 9001 ルータ
  • Cisco ASR 9006 ルータ
  • Cisco ASR 9010 ルータ
  • Cisco ASR 9904 ルータ
  • Cisco ASR 9912 ルータ
  • Cisco ASR 9922 ルータ

想定される影響

第三者により、IPv4 パケット用の BVI インターフェースの使用を誘発されることで、サービス運用妨害 (チップおよびカードのハングおよびリロード) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

シスコシステムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-0695
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-0695
更新履歴

  • [2015年04月21日]
      掲載