【活用ガイド】

JVNDB-2015-002214

Debian dpkg の dpkg-source コマンドにおける署名検証を回避される脆弱性

概要

Debian dpkg の dpkg-source コマンドには、署名検証を回避される脆弱性が存在します。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-284: Improper Access Control (不適切なアクセス制御) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/284.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Canonical
  • Ubuntu 14.10
  • Ubuntu 14.04 LTS
  • Ubuntu 12.04 LTS
  • Ubuntu 10.04 LTS
Debian
  • dpkg 1.16.16 未満
  • dpkg 1.17.25 未満の 1.17.x

想定される影響

第三者により、巧妙に細工された Debian source control ファイル (.dsc) を介して、署名検証を回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical Debian
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-0840
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-0840
更新履歴

  • [2015年04月15日]
      掲載

公表日2015/04/09
登録日2015/04/15
最終更新日2015/04/15