【活用ガイド】

JVNDB-2015-002210

Cisco Adaptive Security Appliance ソフトウェアの XML パーサにおけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Cisco Adaptive Security Appliance (ASA) ソフトウェアの XML パーサには、Clientless SSL VPN、AnyConnect SSL VPN、または AnyConnect IKEv2 VPN を使用する場合、サービス運用妨害 (VPN 停止またはデバイスリロード) 状態にされる脆弱性が存在します。

ベンダは、本脆弱性を Bug ID CSCus95290 として公開しています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.8 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
情報不足のため、「攻撃条件の複雑さ」のスコアは、"低" に設定されています。
影響を受けるシステム


シスコシステムズ
  • Cisco Adaptive Security Appliance ソフトウェア 8.4(7.28) 未満の 8.4
  • Cisco Adaptive Security Appliance ソフトウェア 8.6(1.17) 未満の 8.6
  • Cisco Adaptive Security Appliance ソフトウェア 9.0(4.33) 未満の 9.0
  • Cisco Adaptive Security Appliance ソフトウェア 9.1(6) 未満の 9.1
  • Cisco Adaptive Security Appliance ソフトウェア 9.2(3.4) 未満の 9.2
  • Cisco Adaptive Security Appliance ソフトウェア 9.3(3) 未満の 9.3
  • Cisco Adaptive Security Appliance

想定される影響

第三者により、巧妙に細工された XML ドキュメントを介して、サービス運用妨害 (VPN 停止またはデバイスリロード) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

シスコシステムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-0677
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-0677
更新履歴

  • [2015年04月15日]
      掲載