【活用ガイド】

JVNDB-2015-002207

Asterisk Open Source および Certified Asterisk における任意の SSL サーバになりすまされる脆弱性

概要

Asterisk Open Source および Certified Asterisk は、SIP TLS デバイスを登録する際、X.509 証明書のサブジェクトの Common Name (CN) フィールド内のドメイン名の NULL バイトを適切に処理しないため、任意の SSL サーバになりすまされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Digium
  • Asterisk Open Source 1.8.32.3 未満の 1.8
  • Asterisk Open Source 11.17.1 未満の 11.x
  • Asterisk Open Source 12.8.2 未満の 12.x
  • Asterisk Open Source 13.3.2 未満の 13.x
  • Certified Asterisk 1.8.28-cert5 未満の 1.8.28
  • Certified Asterisk 11.6-cert11 未満の 11.6
  • Certified Asterisk 13.1-cert2 未満の 13.1

想定される影響

中間者攻撃 (man-in-the-middle attack) により、巧妙に細工された正規の認証局より発行された証明書を介して、任意の SSL サーバになりすまされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Digium
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 暗号の問題(CWE-310) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-3008
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-3008
  2. 関連文書 : MGASA-2015-0153
更新履歴

  • [2015年04月15日]
      掲載
    [2015年05月20日]
      参考情報:関連文書 (MGASA-2015-0153) を追加