【活用ガイド】

JVNDB-2015-002048

IBM Security Access Manager for Web のマルチキャスト DNS (mDNS) レスポンダにおけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

IBM Security Access Manager for Web のマルチキャスト DNS (mDNS) レスポンダは、リンクローカルでない送信元アドレスを持つユニキャストクエリに誤って応答するため、サービス運用妨害 (トラフィックの増幅) 状態にされる、または重要な情報を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


IBM
  • IBM Security Access Manager for Web ソフトウェア 7.0.0 FP12 未満の 7.x
  • IBM Security Access Manager for Web ソフトウェア 8.0.1 FP1 未満の 8.x

想定される影響

第三者により、ポート 5353 UDP パケットを介して、サービス運用妨害 (トラフィックの増幅) 状態にされる、または重要な情報を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

IBM
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-1892
参考情報

  1. JVN : JVNVU#98589419
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-1892
  3. US-CERT Vulnerability Note : VU#550620
  4. 関連文書 : chadillac/mdns_recon
  5. 関連文書 : RFC 6762 (Multicast DNS:セクション 5.5)
更新履歴

  • [2015年04月06日]
      掲載