【活用ガイド】

JVNDB-2015-001952

Cisco IOS および IOS XE の TCP 入力モジュールにおけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Cisco IOS および IOS XE の TCP 入力モジュールには、メモリリークにより、サービス運用妨害 (メモリ消費またはデバイスリロード) 状態にされる脆弱性が存在します。

ベンダは、本脆弱性を Bug ID CSCum94811 として公開しています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.8 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


シスコシステムズ
  • Cisco IOS 12.2
  • Cisco IOS 12.4
  • Cisco IOS 15.0
  • Cisco IOS 15.2
  • Cisco IOS 15.3
  • Cisco IOS 15.4
  • Cisco IOS XE 3.3.xXO
  • Cisco IOS XE 3.5.xE
  • Cisco IOS XE 3.6.xE
  • Cisco IOS XE 3.8.xS から 3.10.5S 未満の 3.10.xS
  • Cisco IOS XE 3.11.xS
  • Cisco IOS XE 3.12.3S 未満の 3.12.xS

上記以外のバージョンも、本脆弱性の影響を受ける可能性があります。
詳細については、Cisco IOS Software Checker にてご確認ください。
想定される影響

第三者により、(1) IPv4 または (2) IPv6 で巧妙に細工された ICMPv4 パケットを送信されることで、サービス運用妨害 (メモリ消費またはデバイスリロード) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

シスコシステムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-0646
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-0646
更新履歴

  • [2015年03月30日]
      掲載