【活用ガイド】

JVNDB-2015-001836

Linux Kernel の fs/fhandle.c の handle_to_path 関数におけるサイズ制限を回避される脆弱性

概要

Linux Kernel の fs/fhandle.c の handle_to_path 関数には、競合状態により、サイズ制限を回避される、および追加のメモリ領域での読み込み操作を誘発される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 1.9 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.19.1 まで

想定される影響

ローカルユーザにより、この関数の実行中に、ファイルハンドルの handle_bytes 値を変更されることで、サイズ制限を回避される、および追加のメモリ領域での読み込み操作を誘発される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 競合状態(CWE-362) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-1420
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-1420
更新履歴

  • [2015年03月18日]
      掲載
    [2015年11月27日]
      CVSS による深刻度:内容を更新