【活用ガイド】

JVNDB-2015-001700

Wireshark の epan/proto.c におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Wireshark の epan/proto.c は、サイズが 32ビットより大きな整数データ型を適切に処理しないため、サービス運用妨害 (表明違反およびアプリケーション終了) 状態にされる脆弱性が存在します。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-19: Data Handling (データ処理) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/19.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Wireshark
  • Wireshark 1.12.4 未満の 1.12.x

想定される影響

第三者により、LLDP ディセクタにより適切に処理されない巧妙に細工されたパケットを介して、サービス運用妨害 (表明違反およびアプリケーション終了) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Wireshark
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. データ処理(CWE-19) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-2190
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-2190
更新履歴

  • [2015年03月10日]
      掲載

公表日2015/03/04
登録日2015/03/10
最終更新日2015/03/10