【活用ガイド】

JVNDB-2015-001686

Google Chrome の vpxdecoder の実装の media/filters/vpx_video_decoder.cc におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Google Chrome の vpxdecoder の実装の media/filters/vpx_video_decoder.cc の VpxVideoDecoder::VpxDecode 関数は、アルファ平面のサイズが画像サイズと同一であることを確認しないため、サービス運用妨害 (out-of-bounds read) 状態にされる脆弱性が存在します。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-17: Code (コード) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/17.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Google
  • Google Chrome 41.0.2272.76 未満

想定される影響

第三者により、巧妙に細工された VPx ビデオデータを介して、サービス運用妨害 (out-of-bounds read) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Google レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-1224
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-1224
更新履歴

  • [2015年03月10日]
      掲載
    [2015年03月19日]
      ベンダ情報：レッドハット (RHSA-2015:0627) を追加

公表日2015/03/03
登録日2015/03/10
最終更新日2015/03/19