JVNDB-2015-001672
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SSL/TLS の実装が輸出グレードの RSA 鍵を受け入れる問題 (FREAK 攻撃)
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SSL/TLS の実装の中には、意図して設定しなくても輸出グレード (512 ビット以下) の RSA 鍵を受け入れるものが存在します。このようなソフトウエアに対して中間者攻撃 (man-in-the-middle attack) が行われると、暗号化に使われている鍵を解読され、SSL/TLS トラフィックの内容を復号される可能性があります。これは「FREAK 攻撃」とも呼ばれています。
アルゴリズムのダウングレード (CWE-757)
CWE-757: Selection of Less-Secure Algorithm During Negotiation ('Algorithm Downgrade')
https://cwe.mitre.org/data/definitions/757.html
不適切な暗号強度 (CWE-326)
CWE-326: Inadequate Encryption Strength
https://cwe.mitre.org/data/definitions/326.html
SSL/TLS の実装の中には、意図して設定しなくても輸出グレード (512 ビット以下) の RSA 鍵を受け入れるものが存在します。このようなソフトウエアに対して中間者攻撃が行われた場合、通信開始時のネゴシエーションにおいて弱い鍵を使うように誘導され、結果として、暗号化された情報を復号される可能性があります。
発見者は、本件に関する詳細情報を公開しています。
FREAK: Factoring RSA Export Keys
https://www.smacktls.com/#freak
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CVSS v2 による深刻度 基本値: 7.8 (危険) [IPA値]
- 攻撃元区分: ネットワーク
- 攻撃条件の複雑さ: 低
- 攻撃前の認証要否: 不要
- 機密性への影響(C): 全面的
- 完全性への影響(I): なし
- 可用性への影響(A): なし
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SSL/TLS 通信を行うプログラム
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日本電気
- CapsSuite V4 から V5.1
- CSVIEW /FAQナビ 全バージョン
- CSVIEW /Webアンケート 全バージョン
- EnterpriseDirectoryServer Ver6.0 から Ver8.0
- EnterpriseIdentityManager 全バージョン
- InfoCage セキュリティリスク管理 V1.0.2 から V2.1.4
- SecureWare/PKIアプリケーション開発キット Ver3.0
- SecureWare/PKIアプリケーション開発キット Ver3.01
- SecureWare/PKIアプリケーション開発キット Ver3.02
- SecureWare/PKIアプリケーション開発キット Ver3.1
- WebOTX Enterprise Edition V4.2 から V6.5
- WebOTX Standard Edition V4.2 から V6.5
- WebOTX Standard-J Edition V4.1 から V6.5
- WebOTX UDDI Registry V1.1 から V7.1
- WebOTX Web Edition V4.1 から V6.5
- WebOTX Application Server Enterprise Edition V7.1
- WebOTX Application Server Enterprise V8.2 から V9.2
- WebOTX Application Server Express V8.2 から V9.2
- WebOTX Application Server Foundation V8.2 から V8.5
- WebOTX Application Server Standard Edition V7.1
- WebOTX Application Server Standard V8.2 から V9.2
- WebOTX Application Server Standard-J Edition V7.1 から V8.1
- WebOTX Application Server Web Edition V7.1 から V8.1
- WebOTX Enterprise Service Bus V6.4 から V9.2
- WebOTX Portal V8.2 から V9.1
- WebOTX SIP Application Server Standard Edition V7.1 から V8.1
- WebSAM Application Navigator V3.1.0.x から V4.1.0.x
- WebSAM JobCenter CL/Web R13.1
- WebSAM JobCenter CL/Web R13.2
- Express5800 /SG シリーズ InterSecVM/SG v1.2,v3.0,v3.1,v4.0
- Express5800 /SG シリーズ SG3600LM/LG/LJ v6.1,v6.2,v7.0,v7.1,v8.0
- Express5800 /SG シリーズ UNIVERGE SG3000LG/LJ
- IP38X/SR100 Rev.10.00.44以降
- iStorage HSシリーズ 全バージョン
- iStorage Neシリーズ Ver.002.05.00以降
- iStorage A シリーズ
- iStorage D シリーズ
- iStorage E シリーズ
- iStorage M シリーズ (NAS オプション含む)
- iStorage S シリーズ
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本脆弱性の影響を受ける製品の詳細については、ベンダ情報をご確認ください。
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中間者攻撃 (man-in-the-middle attack) により、SSL/TLS 通信の内容を復号される可能性があります。
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[使用している SSL/TLS ライブラリやアプリケーションをアップデートする]
開発者が提供する情報や CERT/CC Vulnerability Note VU#243585 の Vendor Information に掲載されている情報を参考に、ソフトウエアをアップデートしてください。
CERT/CC Vulnerability Note VU#243585 Vendor Information
http://www.kb.cert.org/vuls/id/243585#vendors
[輸出グレードの暗号を使用しない]
ソフトウエアの設定で、輸出グレードの暗号を使用しない設定に変更してください。
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OpenSSL Project
アライドテレシス
マイクロソフト
日本電気
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- その他(CWE-Other) [IPA評価]
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- JVN : JVNVU#99125992
- US-CERT Vulnerability Note : VU#243585
- 関連文書 : State Machine AttACKs against TLS (SMACK TLS) FREAK: Factoring RSA Export Keys
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- [2015年03月10日]
掲載
[2015年06月03日]
ベンダ情報:アライドテレシス (アライドテレシス株式会社からの情報) を追加
[2015年11月04日]
影響を受けるシステム:ベンダ情報の追加に伴い内容を更新
ベンダ情報:日本電気 (NV15-016) を追加
[2015年11月25日]
影響を受けるシステム:ベンダ情報の更新に伴い内容を更新
[2015年12月25日]
影響を受けるシステム:ベンダ情報の更新に伴い内容を更新
[2015年01月29日]
影響を受けるシステム:ベンダ情報の更新に伴い内容を更新
[2016年06月23日]
影響を受けるシステム:ベンダ情報の更新に伴い内容を更新
[2016年08月02日]
影響を受けるシステム:ベンダ情報の更新に伴い内容を更新
[2017年03月09日]
影響を受けるシステム:ベンダ情報の更新に伴い内容を更新
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