【活用ガイド】

JVNDB-2015-001619

e2fsprogs の libext2fs ライブラリの openfs.c におけるヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性

概要

e2fsprogs の libext2fs ライブラリの openfs.c には、ヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性が存在します。

本脆弱性は、CVE-2015-0247 に対する修正が不十分だったことによる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.6 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Canonical
  • Ubuntu 10.04 LTS
  • Ubuntu 12.04 LTS
  • Ubuntu 14.04 LTS
  • Ubuntu 14.10
E2fsprog project
  • E2fsprogs 1.42.12 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、巧妙に細工されたブロックグループ記述子がダーティ (dirty) としてマークされることで、任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical Debian E2fsprog project kernel.org
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-1572
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-1572
  2. 関連文書 : MGASA-2015-0088
更新履歴

  • [2015年02月26日]
      掲載
    [2015年03月04日]
      影響を受けるシステム:ベンダ情報の追加に伴い内容を更新
      ベンダ情報:Debian (DSA-3166) を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-2507-1) を追加
    [2015年04月08日]
      参考情報:関連文書 (MGASA-2015-0088) を追加