【活用ガイド】

JVNDB-2015-001514

D-Bus におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

D-Bus は、ActivationFailure シグナルのソースを検証しないため、サービス運用妨害 (アクティベーション失敗のエラーリターン) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 1.9 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


freedesktop.org
  • D-Bus 1.4.x から 1.6.30 未満の 1.6.x
  • D-Bus 1.8.16 未満の 1.8.x
  • D-Bus 1.9.10 未満の 1.9.x

想定される影響

ローカルユーザにより、systemd が応答する前の ActivationFailure シグナルの送信に伴う競合状態を利用されることで、サービス運用妨害 (アクティベーション失敗のエラーリターン) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

freedesktop.org
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 競合状態(CWE-362) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-0245
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-0245
  2. 関連文書 : MGASA-2015-0071
更新履歴

  • [2015年02月19日]
      掲載
    [2015年04月27日]
      参考情報:関連文書 (MGASA-2015-0071) を追加