【活用ガイド】

JVNDB-2015-001405

Microsoft System Center Virtual Machine Manager におけるサーバおよび仮想マシンの管理者権限を取得される脆弱性

概要

Microsoft System Center Virtual Machine Manager (VMM) は、ユーザのロールを適切に検証しないため、サーバおよび仮想マシンの管理者権限を取得される脆弱性が存在します。

マイクロソフトセキュリティ情報には、この脆弱性は「Virtual Machine Manager の特権の昇格の脆弱性」と記載されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft System Center Virtual Machine Manager 2012 R2 更新プログラムのロールアップ 4

想定される影響

ローカルユーザにより、Active Directory の認証情報を伴うサーバセッションを確立されることで、サーバおよび仮想マシンの管理者権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS15-017
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS15-017
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-0012
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-0012
  2. IPA 重要なセキュリティ情報 : Microsoft 製品の脆弱性対策について(2015年2月)
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2015-0006
  4. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS15-009,010,011,012,013,014,015,016,017)(2015年02月11日)
更新履歴

  • [2015年02月13日]
      掲載