【活用ガイド】

JVNDB-2015-001358

Microsoft Internet Explorer 10 および 11 における ASLR 保護メカニズムを回避される脆弱性

概要

Microsoft Internet Explorer 10 および 11 には、ASLR 保護メカニズムを回避される脆弱性が存在します。

マイクロソフトセキュリティ情報には、この脆弱性は「Internet Explorer ASLR のバイパスの脆弱性」と記載されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Internet Explorer 10
  • Microsoft Internet Explorer 11

想定される影響

第三者により、巧妙に細工された Web サイトを介して、ASLR 保護メカニズムを回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS15-009
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS15-009
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-0069
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-0069
  2. IPA 重要なセキュリティ情報 : Microsoft 製品の脆弱性対策について(2015年2月)
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2015-0006
  4. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS15-009,010,011,012,013,014,015,016,017)(2015年02月11日)
更新履歴

  • [2015年02月13日]
      掲載