【活用ガイド】

JVNDB-2015-001340

Microsoft Internet Explorer 9 から 11 におけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性

概要

Microsoft Internet Explorer 9 から 11 には、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。

本脆弱性は、ユニバーサルクロスサイトスクリプティング (UXSS) と呼ばれています。

マイクロソフトセキュリティ情報には、この脆弱性は「Internet Explorer 特権の昇格の脆弱性」と記載されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Internet Explorer 10
  • Microsoft Internet Explorer 11
  • Microsoft Internet Explorer 9

想定される影響

第三者により、リダイレクトを誘発する IFRAME 要素、リダイレクトを誘発しない第二の IFRAME 要素、および WindowProxy オブジェクトの評価に関する問題によって、同一生成元ポリシーを回避される、および任意の Web スクリプトまたは HTML を挿入される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. クロスサイトスクリプティング(CWE-79) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-0072
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-0072
  2. IPA 重要なセキュリティ情報 : Microsoft 製品の脆弱性対策について(2015年3月)
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2015-0007
  4. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS15-018,019,020,021,022,023,024,025,026,027,028,029,030,031)(2015年03月11日)
  5. 関連文書 : Major Internet Explorer Vulnerability - NOT Patched
  6. 関連文書 : Analysis on Internet Explorer's UXSS
更新履歴

  • [2015年02月12日]
      掲載
    [2015年03月12日]
      タイトル:内容を更新
      概要:内容を更新
      影響を受けるシステム:ベンダ情報の追加に伴い内容を更新
      対策:内容を更新
      ベンダ情報:マイクロソフト (MS15-018) を追加
      参考情報:IPA 重要なセキュリティ情報 (Microsoft 製品の脆弱性対策について(2015年3月)) を追加
      参考情報:JPCERT 注意喚起 (JPCERT-AT-2015-0007) を追加
      参考情報:警察庁 @police (マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS15-018,019,020,021,022,023,024,025,026,027,028,029,030,031)(2015年03月11日)) を追加