【活用ガイド】

JVNDB-2015-001271

Apple 製品などで使用される Webkit における任意のコードを実行される脆弱性

概要

Apple iOS、Apple Safari および Apple TV などで使用される WebKit には、任意のコードを実行される、またはサービス運用妨害 (メモリ破損およびアプリケーションクラッシュ) 状態にされる脆弱性が存在します。

本脆弱性は、CVE-2014-4476 および CVE-2014-4479 とは異なる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


アップル
  • Apple TV 7.0.3 未満 (Apple TV 第 3 世代以降)
  • iTunes 12.2 未満 (Windows 7)
  • iTunes 12.2 未満 (Windows 8)
  • Safari 6.2.3 未満 (OS X Mavericks v10.9.5)
  • Safari 6.2.3 未満 (OS X Mountain Lion v10.8.5)
  • Safari 6.2.3 未満 (OS X Yosemite v10.10.1)
  • Safari 7.1.3 未満 (OS X Mavericks v10.9.5)
  • Safari 7.1.3 未満 (OS X Mountain Lion v10.8.5)
  • Safari 7.1.3 未満 (OS X Yosemite v10.10.1)
  • Safari 8.0.3 未満 (OS X Mavericks v10.9.5)
  • Safari 8.0.3 未満 (OS X Mountain Lion v10.8.5)
  • Safari 8.0.3 未満 (OS X Yosemite v10.10.1)
  • iOS 8.1.3 未満 (iPhone 4s 以降)
  • iOS 8.1.3 未満 (iPod touch 第 5 世代以降)
  • iOS 8.1.3 未満 (iPad 2 以降)

上記以外の Webkit を利用する他の製品も影響を受ける可能性があります。
想定される影響

第三者により、巧妙に細工された Web サイトを介して、任意のコードを実行される、またはサービス運用妨害 (メモリ破損およびアプリケーションクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

アップル
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-4477
参考情報

  1. JVN : JVNVU#96447236
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-4477
更新履歴

  • [2015年02月12日]
      掲載
    [2015年07月07日]
      影響を受けるシステム：ベンダ情報の追加に伴い内容を更新
      ベンダ情報：アップル (HT204949) を追加
      ベンダ情報：アップル (APPLE-SA-2015-06-30-6 iTunes 12.2) を追加

公表日2015/01/27
登録日2015/02/12
最終更新日2015/07/07