【活用ガイド】

JVNDB-2015-001245

LabTech に権限昇格の脆弱性

概要

不適切なアクセス制御 (CWE-284)
Linux プラットフォーム用 LabTech スタートアップスクリプトとそのディレクトリには、全ユーザが書き込み可能な権限が設定されており、スクリプトが root 権限で実行されます。

CWE-284: Improper Access Control
https://cwe.mitre.org/data/definitions/284.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


LabTech Software
  • LabTech 100.237 より前のバージョン

想定される影響

当該製品がインストールされたシステムにログイン可能なユーザによって、root 権限を取得される可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。
本脆弱性は version 100.237 で修正されています。

[ワークアラウンドを実施する]
次のワークアラウンドを実施することで、本脆弱性の影響を回避することが可能です。

 ・ Labtech のスタートアップスクリプトおよびそのディレクトリのパーミッションを world-writable にしない
ベンダ情報

LabTech Software
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-0926
参考情報

  1. JVN : JVNVU#99446981
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-0926
  3. US-CERT Vulnerability Note : VU#637068
更新履歴

  • [2015年01月28日]
      掲載
    [2015年02月16日]
      参考情報:National Vulnerability Database (NVD) (CVE-2015-0926) を追加