【活用ガイド】

JVNDB-2015-001227

SAP NetWeaver AS ABAP の Extended Computer Aided Test Tool における XML 外部エンティティの脆弱性

概要

SAP NetWeaver AS ABAP の Extended Computer Aided Test Tool (eCATT) には、ECATT_DISPLAY_XMLSTRING_REMOTE に関する処理に不備があるため、XML 外部エンティティの脆弱性が存在します。

ベンダは、本脆弱性を SAP Note 2016638 として公開しています。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-611: Improper Restriction of XML External Entity Reference ('XXE') (XML 外部エンティティ参照の不適切な制限) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/611.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


SAP
  • SAP NetWeaver ABAP 7.31 およびそれ以前

想定される影響

第三者により、巧妙に細工された XML リクエストを介して、任意のファイルにアクセスされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

SAP
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-1309
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-1309
  2. 関連文書 : SAP critical patch update January 2015
  3. 関連文書 : [ERPSCAN-15-001] SAP NetWeaver ECATT_DISPLAY_XMLSTRING_REMOTE - XXE
更新履歴

  • [2015年01月27日]
      掲載

公表日2015/01/16
登録日2015/01/27
最終更新日2015/01/27