【活用ガイド】

JVNDB-2015-001036

複数の Microsoft Windows 製品におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

複数の Microsoft Windows 製品には、サービス運用妨害 (システムハングおよび RADIUS の停止) 状態にされる脆弱性が存在します。

マイクロソフトセキュリティ情報には、この脆弱性は「ネットワーク ポリシー サーバーの RADIUS 実装でのサービス拒否の脆弱性」と記載されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.8 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Windows Server 2003 SP2
  • Microsoft Windows Server 2003 for Itanium-based Systems SP2
  • Microsoft Windows Server 2003 x64 Edition SP2
  • Microsoft Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems SP1
  • Microsoft Windows Server 2008 for 32-bit Systems SP2
  • Microsoft Windows Server 2008 for x64-based Systems SP2
  • Microsoft Windows Server 2012
  • Microsoft Windows Server 2012 R2

想定される影響

第三者により、(1) Internet Authentication Service (IAS) または (2) Network Policy Server (NPS) の巧妙に細工されたユーザ名の文字列を介して、サービス運用妨害 (システムハングおよび RADIUS の停止) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS15-007
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS15-007
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-0015
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-0015
  2. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2015-0001
  3. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS15-001,002,003,004,005,006,007,008)(2015年01月14日)
  4. IPA 緊急対策情報 : Microsoft 製品の脆弱性対策について(2015年1月)
更新履歴

  • [2015年01月15日]
      掲載

公表日2015/01/13
登録日2015/01/15
最終更新日2015/01/15