JVNDB-2014-008164
|
Linux Kernel の fs/namespace.c におけるアクセス制限を回避される脆弱性
|
Linux Kernel の fs/namespace.c は、MNT_LOCKED フラグが設定されていなことを検証せずに MNT_DETACH umount2 システムコールを処理するため、アクセス制限を回避され、マウント下のファイルシステムのロケーションへ移動される脆弱性が存在します。
補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-284: Improper Access Control (不適切なアクセス制御) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/284.html
|
CVSS v3 による深刻度 基本値: 6.1 (警告) [NVD値]
- 攻撃元区分: ローカル
- 攻撃条件の複雑さ: 低
- 攻撃に必要な特権レベル: 低
- 利用者の関与: 不要
- 影響の想定範囲: 変更なし
- 機密性への影響(C): 低
- 完全性への影響(I): 高
- 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度 基本値: 3.6 (注意) [NVD値]
- 攻撃元区分: ローカル
- 攻撃条件の複雑さ: 低
- 攻撃前の認証要否: 不要
- 機密性への影響(C): 部分的
- 完全性への影響(I): 部分的
- 可用性への影響(A): なし
|
|
Linux
|
|
ローカルユーザにより、ユーザの名前空間内で umount2 を呼び出されることで、アクセス制限を回避され、マウント下のファイルシステムのロケーションへ移動される可能性があります。
|
ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
|
Linux
レッドハット
|
- 不適切なアクセス制御(CWE-284) [NVD評価]
|
- CVE-2014-9717
|
- National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-9717
|
|