【活用ガイド】

JVNDB-2014-008116

Linux Kernel の UDF ファイルシステムの実装における重要な情報を取得される脆弱性

概要

Linux Kernel の UDF ファイルシステムの実装は、領域が末尾に \0 文字を伴うシンボリックリンクの対象の名前を格納できることを確認しないため、重要な情報を取得される脆弱性が存在します。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-17: Code (コード) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/17.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.18.2 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、巧妙に細工されたファイルシステムイメージを介して、重要な情報を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報不足(CWE-noinfo) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-9731
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-9731
更新履歴

  • [2015年09月01日]
      掲載