【活用ガイド】

JVNDB-2014-008074

Apache Tomcat におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Apache Tomcat は、リクエストボディ全体の読み出しが終わる前に HTTP レスポンスが発生するケースを適切に処理しないため、サービス運用妨害 (メモリ消費) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.8 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Apache Software Foundation
  • Apache Tomcat 6.0.44 未満の 6.x
  • Apache Tomcat 7.0.55 未満の 7.x
  • Apache Tomcat 8.0.9 未満の 8.x
オラクル
  • Oracle Virtualization の Oracle Secure Global Desktop 4.63
  • Oracle Virtualization の Oracle Secure Global Desktop 4.71
  • Oracle Virtualization の Oracle Secure Global Desktop 5.1
ヒューレット・パッカード・エンタープライズ
  • HP-UX Tomcat-based Servlet Engine
  • OpenVMS CSWS_JAVA

本脆弱性の影響を受ける製品の詳細については、ベンダ情報をご確認ください。
想定される影響

第三者により、一連の中断されたアップロードの試行を介して、サービス運用妨害 (メモリ消費) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Apache Software Foundation オラクル ヒューレット・パッカード・エンタープライズ レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-0230
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-0230
更新履歴

  • [2015年06月09日]
      掲載
    [2015年07月29日]
      影響を受けるシステム:ベンダ情報の追加に伴い内容を更新
      ベンダ情報:オラクル (Oracle Critical Patch Update Advisory - July 2015) を追加
      ベンダ情報:オラクル (Text Form of Oracle Critical Patch Update - July 2015 Risk Matrices) を追加
      ベンダ情報:オラクル (July 2015 Critical Patch Update Released) を追加
    [2015年10月30日]
      ベンダ情報:オラクル (Oracle Solaris Third Party Bulletin - October 2015) を追加
    [2016年09月07日]
      影響を受けるシステム:ベンダ情報の追加に伴い内容を更新
      ベンダ情報:Apache Software Foundation ([SECURITY] CVE-2014-0230: Apache Tomcat DoS) を追加
      ベンダ情報:ヒューレット・パッカード・エンタープライズ (HPSBUX03561) を追加
      ベンダ情報:ヒューレット・パッカード・エンタープライズ (HPSBOV03503) を追加
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2016:0595) を追加
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2016:0596) を追加
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2016:0597) を追加
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2016:0598) を追加
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2016:0599) を追加