【活用ガイド】

JVNDB-2014-007996

GNU C Library の Name Service Switch の nss_files/files-XXX.c 内の DB_LOOKUP におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

GNU C Library (別名 glibc または libc6) の Name Service Switch (NSS) の nss_files/files-XXX.c 内の DB_LOOKUP は、ファイルが開いているかどうかを適切にチェックしないため、サービス運用妨害 (無限ループ) 状態にされる脆弱性が存在します。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-17: Code (コード) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/17.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


GNU Project
  • GNU C Library 2.21 およびそれ以前

想定される影響

第三者により、データベース上での反復処理中にルックアップを実行され、ファイルポインタのリセットを誘発されることで、サービス運用妨害 (無限ループ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

GNU Project レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-8121
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-8121
更新履歴

  • [2015年03月31日]
      掲載