【活用ガイド】

JVNDB-2014-007985

Red Hat Enterprise Linux 上で稼動する Linux Kernel パッケージの InfiniBand の実装における物理メモリロケーションにアクセスされる脆弱性

概要

Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 上で稼動する Linux Kernel パッケージの InfiniBand (IB) の実装は、メモリ領域登録用の User Verbs の使用を適切に制限しないため、任意の物理メモリロケーションにアクセスされ、その結果、サービス運用妨害 (システムクラッシュ) 状態にされる、または権限を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.32-504.12.2 未満 (RHEL 6)
レッドハット
  • Red Hat Enterprise MRG v2 (for Red Hat Enterprise Linux version 6)
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop (v. 6)
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop (v. 7)
  • Red Hat Enterprise Linux HPC Node (v. 6)
  • Red Hat Enterprise Linux HPC Node (v. 7)
  • Red Hat Enterprise Linux Server (v. 6)
  • Red Hat Enterprise Linux Server (v. 7)
  • Red Hat Enterprise Linux Server EUS (v. 6.6.z)
  • Red Hat Enterprise Linux Workstation (v. 6)
  • Red Hat Enterprise Linux Workstation (v. 7)

想定される影響

ローカルユーザにより、/dev/infiniband/ 配下の uverbs のパーミッションを利用されることで、物理メモリロケーションにアクセスされ、その結果、サービス運用妨害 (システムクラッシュ) 状態にされる、または権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-8159
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-8159
更新履歴

  • [2015年03月18日]
      掲載
    [2015年04月08日]
      影響を受けるシステム:ベンダ情報の追加に伴い内容を更新
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2015:0751) を追加
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2015:0726) を追加
    [2015年05月13日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2015:0783) を追加
    [2015年05月25日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2015:0782) を追加
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2015:0695) を追加
    [2015年06月08日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2015:0803) を追加
     ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2015:0919) を追加