【活用ガイド】

JVNDB-2014-007939

GNU C Library の getnetbyname の nss_dns の実装におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

GNU C Library (別名 glibc) の getnetbyname の nss_dns の実装には、Name Service Switch 設定の DNS バックエンドが有効になっている場合、サービス運用妨害 (無限ループ) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.8 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


GNU Project
  • GNU C Library 2.21 未満
Novell
  • openSUSE 13.1
  • openSUSE 13.2

想定される影響

第三者により、ネットワーク名の処理中に肯定応答を送信されることで、サービス運用妨害 (無限ループ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

GNU Project Novell
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-9402
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-9402
更新履歴

  • [2015年02月25日]
      掲載