【活用ガイド】

JVNDB-2014-007936

複数の OS 上で稼働する IBM Tivoli Storage Manager のクライアントの dsmtca におけるスタックベースのバッファオーバーフローの脆弱性

概要

UNIX、Linux および Mac OS X 上で稼働する IBM Tivoli Storage Manager (TSM) のクライアントの dsmtca には、スタックベースのバッファオーバーフローの脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.2 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
情報不足のため、「攻撃条件の複雑さ」のスコアは、"低" に設定されています。
影響を受けるシステム


IBM
  • IBM Spectrum Protect (旧 Tivoli Storage Manager) 6.3.2.3 未満の 6.3
  • IBM Spectrum Protect (旧 Tivoli Storage Manager) 6.2.5.4 未満の 6.2
  • IBM Spectrum Protect (旧 Tivoli Storage Manager) 6.1 から 6.1.5.6
  • IBM Spectrum Protect (旧 Tivoli Storage Manager) 5.5 から 5.5.4.3
  • IBM Spectrum Protect (旧 Tivoli Storage Manager) 5.4 から 5.4.3.6

IBM AIX、Linux Kernel、Apple Mac OS X、Oracle Solaris、HP-UX 上で稼動する IBM Tivoli Storage Manager の上記バージョンが、本脆弱性の影響を受けます。
想定される影響

ローカルユーザにより、権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

IBM
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 境界外書き込み(CWE-787) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-6184
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-6184
更新履歴

  • [2015年02月25日]
      掲載