【活用ガイド】

JVNDB-2014-007875

FreeType の bdf/bdflib.c 内の _bdf_parse_glyphs 関数におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

FreeType の bdf/bdflib.c 内の _bdf_parse_glyphs 関数は、ENDCHAR の記録の不足を適切に処理しないため、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンス) 状態にされるなど、不特定の影響を受ける脆弱性が存在します。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-476: NULL Pointer Dereference (NULL ポインタデリファレンス) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/476.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


FreeType Project
  • FreeType 2.5.4 未満

想定される影響

第三者により、巧妙に細工された BDF フォントを介して、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンス) 状態にされるなど、不特定の影響を受ける可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

FreeType Project レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. NULL ポインタデリファレンス(CWE-476) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-9660
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-9660
  2. 関連文書 : MGASA-2015-0083
更新履歴

  • [2015年02月17日]
      掲載
    [2015年05月12日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2015:0696) を追加
      参考情報:関連文書 (MGASA-2015-0083) を追加