【活用ガイド】

JVNDB-2014-007870

FreeType の bdf/bdflib.c におけるヒープポインタ値を取得される脆弱性

概要

FreeType の bdf/bdflib.c は、先頭文字列の存在を検証することのみでプロパティ名を識別するため、ヒープポインタ値を取得される、および ASLR 保護メカニズムを回避される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


FreeType Project
  • FreeType 2.5.4 未満

想定される影響

第三者により、巧妙に細工された BDF フォントを介して、ヒープポインタ値を取得される、および ASLR 保護メカニズムを回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

FreeType Project レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2014-9675
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2014-9675
  2. 関連文書 : MGASA-2015-0083
更新履歴

  • [2015年02月17日]
      掲載
    [2015年05月13日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2015:0696) を追加
      参考情報:関連文書 (MGASA-2015-0083) を追加